logo-kenford icn-cart icn-link icn-map

CONTENTS

ビジネス ファッション ラボ

永遠なる「黒い革靴」は大人の必需品。
フォーマルだけでなくカジュアルでも使うための考え方

スーツに合わせている靴が黒い革靴だとしたら、ほとんど正解です。さらに解像度を上げて細かく考えると、ダークカラーのスーツにフォーマル度が高めの黒い革靴を合わせるのが正解。スーツスタイルでは、スラックスと靴を同じ色か近い明るさにするのが基本だからです。

スーツだけでなく、ジャケパンスタイルなどのビジネススタイルにもバリエーションとして黒の革靴は必須。カジュアルなコーディネートにも活用できますので、きちんとした黒い革靴を1足は揃えておくべきです。黒い革靴は、大人の男性にとって永遠のスタンダードと言って過言ではありません。

もっともフォーマルな靴は「ブラックレザーシューズ」

パーティーなどのフォーマルなドレスコードとしては「ブラックタイ」が有名ですが、そうしたシーンでは靴も「ブラックレザーシューズ」が基本と大まかに覚えておくのがおすすめです。

フォーマルなシーンで着用するタキシードやディレクタースーツのパンツはブラックやダークグレーが定番。スーツを着る場合もブラックやダークトーンが基本です。ビジネススーツと同じようにパンツと靴の明るさを揃える方程式を当てはめても、必然的にブラックを選ぶことになります。つまり、フォーマルな場では「ブラックレザーシューズ」と覚えておいてほぼ間違いありません。ただし、黒い革靴なら何でも良いというわけではありません。

黒い革靴でもフォーマル度が異なるので注意が必要!

ブラックのレザーシューズでも、デザインによってフォーマル度が異なります。フォーマル度が高い順に一般的な革靴の仕様を並べると下記のようになります。(※左がフォーマル度が高く、右に行くほどカジュアルになります。)

この原則に当てはめると、ブラックで内羽根式(バルモラル)のストレートチップがもっともフォーマル。フォーマルな場からビジネスシーンまで使えますので、内羽根式のストレートチップこそ、大人の男の必需品と言えます。

実は、非日常的な燕尾服やタキシードなどに合わせる「オペラパンプス」というフォーマル度が最上級の靴もありますが、あまりにもシーンが限定されてしまうため、特別な衣装の一部と捉えて問題ないでしょう。最近は冠婚葬祭のドレスコードも緩くなってきていますので、目にする機会はさらに減っている印象です。自分で揃えるフォーマルな靴としては、内羽根式のストレートチップがあれば十分です。

黒の革靴はカジュアルスタイルの「引き締め役」としても重宝

内羽根式のストレートチップに限らず、フォーマル度が高めの革靴は、カジュアルなコーディネートでも利用できます。黒い革靴ならではの上品な印象を活かし、コーディネートの引き締め役として抜擢するのがおすすめです。

よくコーディネートの解説などで “引き締め役” という単語を目にするかもしれませんが、これには2つの意味が含まれていると考えています。1つは収縮色だからスリムに見せるという意味。もう1つは、緊張感を与えるといった意味。後者は「身が引き締まる」と表現されるときの「引き締め」です。コーディネートに関しては「ドレス感を高める」と言い換えることもできます。ドレス感を高めるための引き締め役なので、フォーマル度が高い黒の革靴は適任というわけです

カジュアルなパンツもダークトーンを選ぶのがおすすめ

実際にカジュアルなコーディネートを黒い革靴で引き締めるときは、悪目立ちさせずさり気なく溶け込ませるのがおすすめです。カジュアルなアイテムの中に上品な革靴を合わせるだけで存在感は抜群なので、目立ち過ぎて浮くのは避けるべきでしょう。

例えば、ジーンズを合わせるなら色落ちの少ないリジッドデニムやそれに近いタイプ。もちろん、ブラックジーンズには黒い。革靴がなじみます。チノパンもダークネイビー。ダークトーンのコーデュロイパンツやミリタリーパンツ、イージースラックスやクライミングなどと合わせるのもおすすめです。

もう気づいたかもしれませんが、ポイントはスーツに似ています。パンツと靴は同じ色か近いトーンで揃え、一体感を出すことで品よく大人ぽくまとめるイメージです。

もちろん、あえて黒い革靴を目立たせるというテクニックもありますが、それは上級者向き。まずは、品格ある黒の革靴をコーディネートになじませてみてください。足元からさり気なく引き締めるとおしゃれにまとまるはずです。

筆者Profile
平 格彦(たいら まさひこ)
東京都生まれ。ライター、編集者、コラムニスト、プランナーなど。AllAbout「メンズファッション」ガイド。JAPAN MENSA会員。野菜ソムリエ。大学でマーケティングを専攻した後、新卒で出版社へ入社して広告部、ファッション誌編集部を経て独立。フリーランスとして関わったメディアは60程度。その経験を踏まえ、客観的、横断的、俯瞰的にファッションを分析するのが得意。そんな視点を活かして[着こなし工学]を構築中。編集力を応用して他分野でも活動。
http://www.masahikotaira.com

※記載の商品スペック・価格等の情報は掲載時点の情報です。

一覧に戻る